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マネーフォワード会計をお奨めする理由とは!?

マネーフォワード会計をお奨めする理由とは!?

 こんにちは。脇坂IT税理士事務所の代表の脇坂です。

 弊社では、マネーフォワードさんを推しに推しまくってますが

 使い慣れた弥生会計や、同業他社のfreeeではダメで、どうしてMFクラウド会計なのか?という問いにお答えしたいと思います。

 これを読んでいただくことで、前工程の経理・人事 ➡️ 後工程の税務・監査・申告までの流れにおいて、MFさんが優秀であることが分かるかと思いますので、宜しくお願いいたします。

 

  1. マネーフォワード社のクラウドERPで経理周りが完結するから

 MF社は、他の会計ソフト、例えば弥生やfreeeなどよりも遥かに「経理に強い味方」と断言できます。

 

 ご覧になっていただいたらお分かりの通り、MF社は経理で必要なサービスを全て自社内で完結する仕組みができております。

 

<売上の流れ>

🔽与信調査・反社チェック

🔽基本契約書(MF電子契約書を使用)

🔽見積書・納品書・請求書の作成・送信(MF請求書 or SalesForceとも連携)

🔽入金消込・債権管理(MF請求書 or 数が多い場合は子会社R&AC社のV-ONEクラウドが便利)

🔽MF会計に全て自動連携

 

<請求書支払いの流れ>

🔽与信調査・反社チェック

🔽基本契約書(MFクラウド契約が5月にリリース予定)

🔽相手から見積書が届く

🔽承認申請書・稟議書を作成(MF債務支払内でワークフロー化で上長承認)

🔽先方から請求書がPDFで到着 → MF債務支払で処理

▶️先方から請求書が紙で到着(自社内でPDFスキャンか、MFのBPOサービスを利用)

🔽経理は支払先情報(振込先など)を登録。費用/未払金 の処理

🔽MF会計に未払い情報を楽々反映

🔽FB総合振込データを出力し、インターネットバンクに取り込むだけで終了

 

<経費精算>

🔽従業員が会社スマホで領収書の写真をパシャリ、若しくは電車・バスなどの経路交通費をMF経費精算で登録

🔽MF経費精算内のワークフローで上長承認は完了

🔽経費精算仕訳を、MF会計に取込み

🔽従業員への支払い口座へは、FB総合振込データから楽々インターネットバンクへ取り込みして終了

 脇坂IT税理士事務所では、顧問先になっていただいた方全てに、これらの初期設定のお手伝いをしております。

 

⭐️更に、⬆️上記全ては、電子帳簿保存法を適用すると紙での保管は不要です✨

 マネーフォワードさんはペーパレス運用も見据えた仕組み作りが可能となっています。

 電子帳簿保存法は、令和4年度1月1日より改正が行われております。電子取引の紙保存の宥恕規定はありつつも、いづれはペーパレスに沿った運用は不可欠ですから、早めに適応することが大事だと考えます。

 会計の元帳に反映すべきデータが、全て各サービスごとに連携可能なため、漏れがなく、かつ、素早く事務作業をこなすことができます。

 基本的に会計システムに課金するだけで、これらの様々な人事、財務面でのサービスも使えるため、マンパワーの足りない中小企業の皆様にとっては、MFにより仕組みを構築することで、事業に専念することが可能です。

 

 2.弥生会計や、freeeについて

例えば、弥生会計は入力するには非常に便利なソフトですが…

 

●会計がそもそもシステムチックではない

➡️勘定科目コード、補助科目コード、従業員コード、部門コード、商品コード、得意先コード…このようなコード管理がされていない会計ソフトは使いやすい反面、何かを詳細に分析したりするのに非常に不向きです。

 売上、原価、販管費……会計システムで詳細な分析ができない以上、本当に中期計画を見据えた経営に必要な数値というのは取得できないです。

 

●経費精算

➡️クレジットカード💳との連携はあります。ただ、MF経費精算のようにアプリ対応ができたり、また、上長承認のワークフローが組まれたシステムは存在しません。

 そういった、従来通り紙の運用から抜け出せないものが多いと思います。

 

●請求書の支払い

➡️先方から到着した紙の請求書の処理は相変わらず、上長にハンコを押してもらい経理に回覧→振込作業も手作業という流れは変わらないでしょう。

 

●固定資産

➡️ここについては、弥生に軍杯が上がります。MFで弱いのは、固定資産・償却資産税周りです。

 弥生会計であれば、償却資産税まで集計可能→申告まで見据えた動きが可能です。

 MF会計の場合、別途有料の「MF固定資産」を使わなければならないのですが、高いので

 MF会計に標準で備わっている、固定資産で登録しつつ、CSV加工して対応するしかありません。

 

 …など、御社の経理でもこれだけ手作業がなくならないのならば

 委託している会計事務所においても、同じように要らない工数がたくさんかかっています。

 それが結果的に、税理士報酬が高くなっている理由の一つです。

 

 ではfreeeはどうでしょうか?

 freeeで魅力的なのは、多種多様なAPI連携です。

 

●販売管理システム:SaleForceと連携

●経費精算:ラクス社の楽楽精算と連携

●契約書:サイトビジット社の「NINJA SIGN」を子会社化

●勤怠:LINE、チャットワークで勤怠入力が可能.

 このように、自社で足りない機能は他社で補っていることが分かります。

 豊富なAPI連携があるにも関わらず、私がfreeeを推奨しない理由は下記の通りです。

 

◆会計監査が(会計事務所は)やりにくいと感じる◆

 

▶️巷でよくあるコメントとしましては、簿記知識のある人からすれば、freeeでは会計監査がやりにくいそうです。

 

✅freeeが「簿記の知識のない人でも会計ができる」を売りにしている

✅そのせいか「freeeで自計化しているから、申告だけしてよ」というケースが多く、会計事務所側は中身がメチャクチャな帳簿をチェックする手間があり、受託を拒否するところもある。

✅またあるところは、freeeから弥生会計にインポートして、監査するところも多く、正直freeeを使っている意味があまりない、など。

 

 (弥生に慣れている)会計事務所が、やりたいことは税務監査です。

 クラウド会計とはいえ、弥生のユーザーインターフェースに則ったドリルダウン形式(勘定科目➡️補助科目➡️仕訳の詳細)が非常に見やすく、監査がしやすいです。

 マネーフォワードは、弥生会計に近いユーザーインターフェースをしています。

 一方で、freeeは、豊富なタグ付、仕訳に「軸」を持たせることができるため、ごちゃごちゃして見にくい!という感想があるかと思います。

 

 ⭐️何が言いたいかというと、私も含めて、freeeのような高度な設計、設定、仕様を会計事務所の大半が理解できないのです。

 

 …まぁ、理解はできるかもしれませんが、それに行き着くまでの気力と時間がないのです。。

 つまり、逆に言えば、事前に、会計事務所と顧問先との間で、例えば、下記の内容で業務設計について話し合った場合

✅取引の概念の定義

✅取引登録時の運用を、業務フローと齟齬なく組める

✅これまでの業務をfreee上で実施する上で後工程も問題ないか?の検討

✅不正取引防止、内部統制の取れた仕組みになっているか?を検討

 …などを行うことで、上記API連携と合わせると、とんでもない力を発揮します。

 

 なぜ、会計事務所の大半はfreeeを使いこなせないか?の答えは、会計事務所の大半が、会計の元帳が出来上がるまでの仕組みに関与しようとしないからです。

 出来上がった元帳だけを見て、経理上の仕組みを見ようとしないからです。

 しかし、ここまで読んでいただいたらお分かりの通り、難易度がかなり高く、freeeは「上級者向けのクラウド会計ソフト」と言えます。

 軽い気持ちで臨むと効率化が実感できないという印象があります。

 ただ、ここをクリアするととんでもない威力を発揮するので、ここがfreeeを絶賛しているユーザーや事務所の絶賛する理由かと考えております。

 

 私も含めて、freeeを採用しない理由……簡単に言えば、「使いこなせないから」は決して、格好悪いことではなく、freeeをベースにした経理・会計システムを設計できる方はそれだけで大金を稼ぐスキルがあると考えます。

 

 私がマネーフォワードさんを採用する理由は、freeeの設計スキルほどはなくとも、お客様の経理周りを飛躍的に変えることができるからです。

 それは、MFさんがクラウドERPを推奨しており、「会計⇄財務⇄人事」これらの連携が自社内で完結しているからこそ、マネーフォワードさんベースに、改革するのなら、それは私にとって比較的やりやすい、という点に尽きます。

 

 

 3.なぜ、他の会計事務所ではクラウドERP導入支援ができないのか?

 

 このように、脇坂IT税理士事務所では

 お客様の経理も、当社も楽のできる仕組みを初期段階で一緒に考え、固めることで、前工程も、後工程も工数を減らせる自信があります。

 

「じゃあ、マネーフォワードを使っている会計事務所なら、どこでもいいのではないのか?」

 

 と思う方もいるかもしれませんが、他の会計事務所では真似できない理由は下記の通りです。

 

✅当社の培った上場企業での経理経験により、数字が出来るまでの仕組みを考えることができるから

✅経理効率化ノウハウがあるから

✅税務申告までの後工程を見据えた、仕組み作りを最初にご提案できるから

 

 一般的に会計事務所職員は、経理ができません。

 勘違いされている方が多いと思います。「税務ができるなら、経理もできるでしょう?」と、そう思われるのはごもっともです。

 

 ですが、振込すらまともにやったことない人が、どうして御社の経理指導ができますでしょうか?

 

 当社では、J-SOX監査という上場企業が求められる内部統制を経験しており、会計数値が現場から、どのようなシステムを使っていて、どういったフローを経て、誰の承認を得て、経理が会計数値を反映しているか?

 という川の上流から下流に至るまでの、注意点を網羅し、把握しております。

 

 よって、クラウドERPを安易に提案してくる会計事務所にはご注意ください。

 表面上の課題点だけを見て…

「こうしたら良くなる!だから導入しましょう!」

 という安易な提案を行うせいで

 結果、システムの導入の仕方がわからず断念することや

 また、提案してきた会計事務所に聞いても、「システムのことはサポセンに聞いてください」で一蹴されるのがオチだと思われます。

 これは、御社の経理周りの仕組みもきちんと理解せずに、提案するから起こるべくして起こるのです。

 

 以上となります。

 結局、使いやすい、使いにくいの論点に集約されている気がしますが

 会社としてのマネーフォワードさんの理念である「良い会社は、バックオフィスが強い」には常に共感しております。

 本当に、中小企業の皆様がバックオフィスに悩まないように、素敵なプロダクトをリリースされています。

 自らの会社の経理周りは、税理士に頼らなくても、回せることができるーーーこれを「自計化」と呼びますが

 税理士に記帳代行を任せて、帳簿を握られるよりも、税理士にはあくまで高度な質問をするのに留めて、自分達の組織で数値を可視化するためには、マネーフォワードさんの力が不可欠なのではないかと考えます。

 

 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 弊社では、マネーフォワードさんを使ってみたい方々を応援いたします。

 

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